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2017年2月15日 (水)

古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」④―水窪川城西橋梁、天竜川橋梁

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 「付替工事の特色」としては、さらに「経過地の大部分が土木工事上最も悪い地質とされる結晶片岩地帯であり、花崗岩地帯に属するのは僅か4粁に過ぎない。花崗岩地帯も断層が多く、諸所に片麻岩が介在し地質良好とはいゝ難い。」と記しています。

 その最たるものが第6水窪川橋梁。絵葉書では「水窪川城西橋梁」とされているこの鉄橋は、一旦水窪川を渡り向皆外トンネルを抜ける予定ルートを、脆く崩れやすい地質に妨げられ、結局は鉄橋で迂回するルートが選択され、やむなく通称「渡らずの鉄橋」と呼ばれている名物鉄橋となったのです。

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 「天竜川橋梁」は、「中部天竜」駅から旧鉄橋を渡り、「豊根口」駅へと抜けていたトンネルを廃止し、新設の「佐久間」駅へと天竜川を渡るために架け替えられた鉄橋。佐久間発電所そばにあり、歩行者と自転車専用の側道が付いていますので、飯田線列車が通る線路脇を歩くことができる鉄橋です。

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2017年2月14日 (火)

古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」③―峯ずい道、大原ずい道

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 袋の表紙には、「11ブームドリルジャンボー」と「テレスコピックスチールホーム」の写真が。ともに、トンネル工事に使用される機械。ドリルジャンボはトンネル掘削機、スチールフォームは掘られたトンネル内側をコンクリートで固めるための型枠機械です。

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 「付替工事の特色」として「ずい道橋りようが多く、その延長は全長の67%を占めている。この中には国鉄第4位の大原、第8位の峯等の長大ずい道・・・」とあり、当初の予定工期が38ヶ月だった大原トンネルは「全断面工法」を採用することにより、22ヶ月で完成することができました。

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 「全断面工法」とは、小さな穴を次第に大きく掘るそれまでの工法ではなく、設計通りの穴の大きさを一気に掘削する工法。その工法に必要だった機械が「11ブームドリルジャンボー」や「テレスコピックスチールホーム」だったのです。

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 飯田線のトンネルと言えば、旧三信鉄道時代にアイヌの測量技師・川村カネトが携わった、日本の鉄道工事史上で最難関と言われる工事が思い出されます。20年後には近代的な工法と専用機械が導入され、グンと能率が上がったようです。

 「㐧ニ相月トンネルより㐧三相月トンネル及び横吹トンネルを眺む」と「㐧一大原トンネルより大原駅を眺む」は、開通当時のトンネルの写真。もちろん、古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」の中の2枚です。

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2017年2月13日 (月)

古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」②―線路平面略図と飯田線水窪駅遠望

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 線路付替えは、飯田線が通るようになった水窪にとっては願ってもないこと。袋内側に印刷された「飯田線中部天竜大嵐間線路平面略図」の通り、総延長「18k165m34」の軌道上に、「相月」「城西」「向市場」「水窪」の4駅が新設されました。

 袋に印刷された情報によれば、当時の駅はいずれも「停車場」と呼ばれ、4駅のうち「相月」と「向市場」は「簡易」となっています。

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 「付替工事の特色」として「工事費の総額は電化設備費をも含めて約53億円であり、1粁当り2億9千万円に達している。これは最近の建設線の中地形上特に多額の工費を要しているものと比較して、2倍以上となっている。」と記されているのは、佐久間、水窪の山間地ルートをトンネルと鉄橋とで切り開いたから。

 その金額は、佐久間ダム総工事費の6分の1に当たると言われています。

 また、「飯田線中部天竜大嵐間線路平面略図」を拡大してみると、佐久間ダム湖に水没した「とよねぐち」「てんりうやまむろ」「しらなみ」の3駅と、その間の路線も描かれています。

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2017年2月12日 (日)

古い絵葉書「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」①―位置図

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 古い絵葉書「日本一 佐久間ダム」の次は、佐久間ダム建設工事により、ルート変更を余儀なくされた「飯田線中部天竜大嵐間線路付替開通紀念」の絵葉書(国有鉄道飯田線工事事務所発行)を紹介します。

 モノクロ写真が印刷された絵葉書は5枚。もったいを付けるようですが、絵葉書の前に袋を紹介することにします。

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 飯田線の付替え工事が完了し開通したのは、表紙にあるように「1955.11.11」。昭和31年(1956)10月竣工の佐久間ダムにより水没することになった区間のルート変更を強いられたことによる止むを得ない工事でした。

 新ルートは「位置図」の通り、「中部天竜」駅で天竜川左岸から東に大きく逸れて水窪川に沿って北上し、水窪から西に進路を採り、「大嵐」駅で再び元の軌道に合流。「中部天竜」と「大嵐」の2駅は若干位置を移動することになりました。

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2017年2月 4日 (土)

旅の記念に「転車台マドレーヌ」

Tensyadai

◆天竜二俣駅と気賀駅で販売

 第三セクターの天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)などが、天浜線の天竜二俣駅(天竜区)にある国登録有形文化財「転車台」にちなんだ焼き菓子「天浜線 転車台マドレーヌ」を開発し、天竜二俣駅と気賀駅(北区)で販売を始めた。

 観光客らに旅の記念として買ってもらえる土産物を目指し、地元の老舗菓子店「むらせや」(天竜区二俣町)と共同で開発した。昨年秋に発売した「転車台ようかん」に続くシリーズ第二弾の商品で、今回はホワイトチョコやバター、北海道産のゴーダチーズなどを使って濃厚な味わいのマドレーヌに仕上げた。

 転車台は列車を載せて回転し、進行方向を変える設備で、パッケージには円形の転車台のイラストと鉄道員風のマスコットキャラクター「てんたくん」を描いた。掛川駅(掛川市)-新所原駅(湖西市)間の39の全駅名も記した。

 遠州を舞台にしたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送開始を受け、近くに大河ドラマ館がある気賀駅などでは週末の観光客が目立って増えているという。天竜浜名湖鉄道の植田基靖社長は「今後も地域と連携し、観光客らに楽しんでもらう取り組みを続けたい」と語る。5個入りで900円。気賀駅では12月末まで販売する。(「中日新聞」より)

 「もう買ったよ」って人いませんか?お味はどうでした?もちろん、美味しかったでしょう?

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2017年2月 1日 (水)

転車台マドレーヌ 天竜浜名湖鉄道、地元菓子店とコラボ

Muraseya

 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町、植田基靖社長)は1日、地元の老舗和菓子屋「遠州菓子処 むらせや」(同町、村瀬均社長)とコラボレーションした土産用菓子「天浜線 転車台マドレーヌ」を発売する。

 2016年9月に発売した「天浜線 転車台ようかん」に続く、同店とのコラボ商品の第2弾。材料には上質なホワイトチョコやバター、北海道産のゴーダチーズなどを使用し、しっとりと濃厚な味わいに仕上げた。パッケージには天竜二俣駅で使用している国登録有形文化財の転車台をデザインし、掛川駅から新所原駅までの全39駅の名前を入れた。

 植田社長は「直虎観光などで訪れた人たちに、旅の記念として喜んでもらえる商品になれば」と期待を寄せている。5個入り900円。天竜二俣駅と気賀駅で扱う。(「静岡新聞」より)

 次々と登場するアイディア商品。ガンバレ!天浜線!

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2017年1月12日 (木)

佐久間レールパーク閉園ヘッドマークと「佐久間ドロップス」缶

Headmark

 佐久間レールパーク閉園ヘッドマークと「18年間ありがとう」の「佐久間ドロップス」缶が、佐久間図書館に展示されているのをご存知ですか?あなたが鉄道ファンだったら、ぜひ、佐久間図書館をお訪ね下さい!

Dropcan

 JR飯田線「佐久間」駅舎内にある図書館と言うだけでも、鉄道ファンなら一度は立ち寄りたくなるはず。そこに閉園ヘッドマークと「佐久間ドロップス」缶があると知ったら、これはもう行くしかないでしょう。

 佐久間レールパークは平成21年(2009)11月1日に閉園。「佐久間ドロップス」缶にはレトロな車両の写真が印刷され、思い出がいっぱい詰まっています。

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2016年12月23日 (金)

「御朱印めぐり」沿線ガイド発行 天竜浜名湖鉄道

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 天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区二俣町)は23日、井伊直虎ゆかりの「龍潭寺」など沿線の26寺社を紹介した観光ガイドブック「天浜線 御朱印めぐり心の旅」の配布を始める。

 大河ドラマ「おんな城主 直虎」放映で増加が見込まれる歴史好きの観光客に、沿線巡りを楽しんでもらおうと発行。掛川市の龍尾神社から湖西市の正太寺まで、各駅から徒歩や自転車でアクセスできる寺社を選んだ。写真や図で由緒や見どころ、所要時間、御朱印の受け取り方などを掲載。直虎の顕彰活動に取り組む「浜松歴女探検隊」のメンバーが制作に協力した。

 対象は1日フリー切符購入者で天浜線と遠州鉄道の有人駅で配る。3カ所以上の御朱印を集めた利用者には、特典としてオリジナルキーホルダーを天浜線有人駅で渡す。デザインは「天浜神社」と「滑らない砂」の2種類から選べる。

 植田基靖社長は「ブームを一過性にしないように利用者が来年以降も繰り返し訪れたくなる仕掛けとして考えた」と話した。(「静岡新聞」より)

 初詣は天浜線に乗って26寺社めぐり―受験生には、ぜひお勧めしたい「ぶらり途中下車」の旅です。

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Gosyuinmeguri

◆ドラマ「直虎」放送 集客に期待

 第三セクターの天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)が、掛川市から湖西市までを結ぶ「天浜線」沿線の神社仏閣を紹介するガイドブック「天浜線 御朱印めぐり 心の旅」(A5判、29ページ)を作り、23日から1日フリーきっぷの購入者に配布を始める。参拝の証しとして寺や神社で受けられる「御朱印」の写真などを掲載し、天浜線を使って神社仏閣巡りをするのに役立ててもらう。

 遠州を舞台にしたNHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」が来年放送されるのに合わせ、観光客を呼び込もうと作製した。主人公の井伊直虎の墓がある龍潭(りょうたん)寺(浜松市北区)をはじめ、掛川の歴代城主が礼拝したという龍尾神社(掛川市)、6月上旬~7月上旬に多くのアジサイが咲き誇る極楽寺(森町)、イノシシの石像が境内にある光明寺(浜松市天竜区)、約500枚の絵馬を展示している井伊谷宮(いいのやぐう)(北区)など26カ所を紹介している。

 境内の写真のほか、住職や神職らが寺社の名前などを筆で記し、朱色の印を押す御朱印も掲載した。参拝者は御朱印帳を持参して社務所や寺務所で依頼すれば御朱印を受けることが可能で、その際の依頼方法やマナーも説明している。

 天浜線の「1日フリーきっぷ」(大人1,700円、子ども850円)か遠州鉄道も利用できる「遠鉄共通フリーきっぷ」(大人1,450円、子ども730円)の購入者に配布する。フリーきっぷを使って沿線を巡り、3カ所以上で御朱印を受けると特典としてキーホルダーなどを天浜線の有人駅でプレゼントする。

 天竜浜名湖鉄道の植田基靖社長は「沿線には由緒ある寺や神社が多くある。歴史好きな観光客を呼び込み、大河ドラマが終わった後もリピーターが訪れるようにしたい」と話す。ガイドブック作製では、ボランティアグループの「浜松歴女探検隊」が現地調査などで協力した。

 フリーきっぷは遠州森や天竜二俣、金指などの6つの有人駅のほか、遠鉄の有人駅で販売している。沿線のラーメン店や食堂などを紹介するガイドブック「どうまいグルメガイド」も既に配布しており、フリーきっぷ購入者は神社仏閣のガイド本といずれかを選べる。(「中日新聞」より)

 天浜線の魅力は、懐かしい田園や浜名湖などの自然風景。今流行りの「のんびり旅」を楽しんでください!

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2016年12月14日 (水)

古い絵葉書「三河と信州を結ぶ 三信鐵道」の謎

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 磐田市見付の佐口行正さんからお借りした古い絵葉書―「三河と信州を結ぶ 三信鐵道 三河川合・天龍峡間」と題された沿線のイラストマップがデザインされています。

 裏返すと2つのスタンプが押され、日付は「昭和12.6.20」。「中部天竜(龍)」駅で押されたスタンプです。

 「中部天竜」駅の変遷を再度振り返ってみると、昭和9年(1934)年11月に「三河川合」より延伸された「三信鉄道(南線)」の、とりあえず2年間の終点「佐久間」駅として開業され、昭和10年(1935)年5月24日には「中部天竜」駅と改称されました。

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 この絵葉書の駅名は「中部天竜」となっていますが、この時の読みは「なかっぺてんりゅう」。その後、昭和18年(1943)8月1日、三信鉄道が国鉄飯田線に変わる時、「中部天竜(ちゅうぶてんりゅう)」と再度改称されたというのが駅の変遷です。

 三信鉄道の全線が開通したのは、昭和12年(1937)8月20日。その前、同11年(1936)12月29日には「白神(しらなみ)」停留場が開業していたのですが、この絵葉書にその名は見られません。

 ・・・ということは、この絵葉書の沿線マップが制作されたのは、昭和10年5月24日~同11年12月29日。

 しかし、昭和9年11月11日には「下川合」駅、同10年5月10日には「早瀬」停留場、6月12日には「三信上市場」停留場が開業しているはずなのですが、その名が省かれているのは謎。簡略化のため、省かれたのでしょうか?

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