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2017年2月20日 (月)

天白・天伯神社を訪ねて⑩―さくま昔ばなし「南野田を開いた男」

Hakusanjinja1

 ずっとずっと昔の南野田のお話です。

 このあたりは、雑木林の続く寂しい所です。ある日、一人の男がほったて小屋を建てて住みつくようになりました。

 はじめの頃は、あまりに寂しかったので、だれか連れがほしいものだと思っていました。ところが、しばらくして、一人の若者がこの近くに住むようになりました。若者は、一日の仕事が終わると、白山様という守り神様に、無事一日が終わったことを感謝し、明日また元気に働けるよう、お祈りすることを日課としていました。

 近くに住む二人なので、いつしか親しくなっていきました。

 若者は、
「こうしてあなたと会えたのは、二人でこの地を切り開きなさい。という白山様のお告げなのでしょうね。」
と言うと、男は、
「それでは、もしお前さんさえよかったら、二人で力を合わせてがんばりましょうか。」と答えました。

 二人は、白山様を守り神としてまつり、畑づくりに精をだしました。

 何年かして、男は亡くなりました。若者は、開拓に一生をささげた男を、お宮としてまつり、若宮様としました。

Hakusanjinja2

 間もなく、この南野田にも少しずつ人が住みつくうようになってきました。

 養老二年のこと、一人の行者がやって来て、白山神社のご神体をカヤの木をほって造ったということです。それからというものは、この村では、ご神体と同じカヤの木を桶や、薪には使わないようになりました。

 今でも、南野田では、毎年十一月に白山様、若宮様のまつりをしているそうです。(「さくま昔ばなし」第23話より)

    ◆       ◆       ◆       ◆

 この昔話を紹介するのを、うっかり忘れていました。

 ■「さくま昔ばなし」INDEX

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