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2015年1月23日 (金)

何だ?能善寺石段の「盃状穴」?

 東雲名にあるお寺、池嶋山能善寺の石段の石には、たくさんの窪みが見られます。この窪みを人為的に開けられた「盃状穴」と呼ぶ人がいます。特に西日本一帯の寺社の境内などにある石燈籠や手水鉢、石段、石橋などでよく見られるとのこと。

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 この窪みを、願いを込めて石で叩いたり擦ったりして開けた信仰に基づくものとする説がありますが、果たして能善寺の石の窪みも「盃状穴」でしょうか?

 私は子どもの頃、同様な窪みで遊んだ記憶があります。女の子はこの窪みで野草をコネコネしてままごと遊びをし、男の子は柔らかい色石を粉にして遊びました。

 その時の記憶では、石を石で擦っても、ちょっとやそっとじゃあ窪みなどできないと思います。軟らかい石を硬い石で擦れば、窪みができるかも知れませんが、辺りに転がっている石では無理。

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 思い出したのは、以前紹介した山姥(やまんば)の「子生石(こうみたわ)」。佐久間の明光寺にある峠に残る伝説の石には、山姥の爪痕と言われる窪みが点在していました。

 石の種類で言えば、「子生石」は風化を受けやすい緑色片岩。能善寺の石段も同じ種類の石だと思います。

 私の結論としては、少なくとも能善寺の石段も「子生石」も、どちらも人為的に開けられた「盃状穴」ではなく、自然による風化と見ましたが、いかがでしょうか?

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