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2013年1月12日 (土)

「女郎の舞」「鬼の舞」と「駒の舞」―小林君が撮った「懐山おくない」

 Joronomai_2東京農大生の小林成彦君の撮った写真は、まだあります。

 大きなお腹に稲霊を宿して舞うのは「女郎の舞」、赤、青、黒の三匹の鬼が舞うのは「鬼の舞」、手塩にかけて育てた馬を高値で買い取ってもらおうとやり取りするのは「駒の舞」。

 これまでは写真で見るだけでしたが、今回は舞いを目にしていますので「懐山おくない」をはじめとする神楽や田楽が、より理解しやすくなりました。

Oninomai2 Oninomai3
Komanomai1 Komanomai2

 つい先頃まで、人間は自然の中で自然とともに生きて来たのは確かなことです。時として、脅威ともなる自然ですが、その自然に抗っては生きては行けません。山里で暮らして来た人たちは、土地の精霊や山の神に感謝をしながら豊穣を祈りました。

 Oninomai1今、私たちに欠けているのは、自然への感謝と畏敬ではないでしょうか?人間の力で自然を抑え込むことができるなどとは、無謀な勘違いです。一昨年の東日本大震災を経験してもなお、一部の人たちは原発をコントロールできると信じ込んでいます。

 反論を覚悟で言うなら、放射線で汚染された土地の除染など、一朝一夕で出来ることではないと思います。誰もが薄っすらとは気が付いているように、畑も森林もある汚染地域に、今後数百年間は居住するのは無理なのではないでしょうか?

 先ずは、安全な国有地への集団移住を進めるべきです。このままでは、被災地の住民が不当な差別を受けてしまいます。

 差し迫っていない事業は後回しにしても、国民の総力を挙げて復興に全力を注ぎましょう。私たちには、懐山のように帰る故郷がありますが、彼らには帰る故郷がなくなってしまったのです。

 赤、青、黒の三匹の鬼―私には、人間の超えることの出来ない大きな自然の象徴ような感じがしました。

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