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2008年10月13日 (月)

神仏混淆の修験の山「春埜山大光寺」

Komainu  春野町花島の「春埜山大光寺(はるのさんだいこうじ)」は曹洞宗の古刹。神仏混交(混淆)の修験の山として知られています。春埜山は秋葉山と対になり、奥の院である「山住神社」の里宮であったという説もあります。明治の神仏分離令のときにも神仏習合を通し、鳥居をくぐって境内へと入る不思議な寺です。

 「大光寺」の本堂前には、狼神社として名高い水窪の「山住神社」と同じように、阿吽一対の狼の狛犬が控え、地元の人たちから「お犬様」と呼び親しまれています。「犬」とは、つまり「山犬=狼」のこと。少し尻尾が太く、キツネのようにも見えますが、ピンと立った耳、引き締まった表情とアバラの浮き出た姿には、野生の犬の神々しい風格が。「大光寺」がただのお寺ではないことを感じさせてくれます。

 Daikouji ここで、連想されるのが「犬居」の地名です。天野氏の居城「犬居城址」でも知られる「犬居」―方角を表す「乾(戌亥)」の意味との説がありますが、どこから見ての方角なのかには諸説あるようです。ここは、一つ、素直に「犬」を「狼」と読み替えて考えた方がふさわしい気がしますが、いかがでしょうか?

 実は、「春野」の町名は、昭和31年、犬居町と熊切村が合併した際、旧熊切村の春埜山にある「大光寺」に犬が祀られているたところから、双方の和を願って「春野町」と命名されたとのことで、その翌年、気多村との合併の際にも、その名を継承しました。「犬居」には、犬のお座りのポーズの意味もあり、「大光寺」の狛犬の姿勢は、まさに「犬居」。「大光寺」の「お犬様」と「犬居」とは、そんな縁でも結ばれていたのです。

 樹齢1300年と伝えられる「春埜杉」は、本堂前から少し下がった場所に聳えています。季節によっては、霧が多く発生するとのことで、久保田氏提供の霧に霞む本堂の写真を使わせていただきました。

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 ●「神仏混淆(神仏習合)」とは、簡単に言えば・・・
 ●遠州地方は、全国でも珍しい天狗信仰の地・・・
 ●「狼山」とか「狼谷」とか「狼峠」とか・・・。全国には「狼」の付く地名が・・・
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コメント

藤枝市の鬼岩寺にある黒犬神社に祭られている犬は春埜山の神犬だったという話より春埜山に関心を持ちました。ところで鬼岩寺の黒犬神社は「犬居山」を号としています。犬居山は春埜山の別の呼び名なのでしょうか。

黒犬神社のことは知りませんでした。ヤマイヌを通しての春野と藤枝とのつながりは面白そうですね。鬼岩寺を訪ねてみたくなりました。

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