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2008年10月26日 (日)

「狼」の付く地名「筏戸大上」

 「狼山」とか「狼谷」とか「狼峠」とか・・・。全国には「狼」の付く地名がかなりあります。ところが、狼神社ともいえる「山住神社」や、日本一美しい狼型の狛犬が守る「大光寺」がありながら、われらが静岡県には「狼」の付く地名がありません。なぜでしょう?何か見落としているのではないでしょうか?

     ◆    ◆    ◆    ◆

 最後の「ニホンオオカミ」は明治38年(1905)に奈良県で捕獲された1頭と言われ、残念ながら「絶滅」したとされています。農耕社会だった日本では、食害を引き起こす野生動物を食べる狼は神聖視さえされていました。ところが、江戸時代に流行した「狂犬病」にかかった狼は凶暴になり、それまで襲うことのなかった人間まで襲うようになったのだとか。それまで「神獣」と考えられていた「ニホンオオカミ」は害獣とみなされるようになりました。

 ところが、それまで「神獣」と考えられていた「ニホンオオカミ」に銃を向けることができる猟師はいません。そこで、餌となる鹿などを撃ち殺し、餌を失った「ニホンオオカミ」は個体数を減らすことになりました。また、西洋文化が入ってくると日本人は家畜を飼うようになり、森林を切り開きました。そのため、「狼」は住処までも失い、あっと言う間に「絶滅」へと追いやられました。

 「ニホンオオカミ」は、日本の野生生態系の頂点に君臨した動物だったのです。その「帝王」を失った結果、最近のニュースで語られる通り、イノシシやニホンジカなどの食害に手を焼くようになってしまいました。もしも今、日本の森に「ニホンオオカミ」がいたとしたら・・・。

     ◆    ◆    ◆    ◆

 「狼」「オオカミ」「おおかみ」「大神」「大上」・・・?「大上」?「大上」なら、あるじゃあないですか!春野町筏戸大上(いかんどおおかみ)。この難読地名として紹介されることが多い、「筏戸」の「大上」―これこそ「狼」地名ではないでしょうか?


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コメント

「大上」で検索して、参上しました。

興味深く拝見いたしました。これからもよろしくお願いいたしまします。

「筏戸大上」が「狼地名」であるのかどうかに関しては、あくまでも憶測です。でも、もしかしたら…。

想像すると、ワクワクして来ます。

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